妄想図
浄瑠璃の中では、
イルカ先生には新内節をやってほしい。
あの、得も言えぬ、余情ある音と声色。
往来で、弾き語り日稼ぎするイルカ先生。それをお茶屋の二階か何処かから見聞きするカカシさん。店の者に呼んでこさせ座敷で語る。カカシ先生も手慰みで知っている浄瑠璃を口ずさんでいるとイルカ先生は三味線をつけてくれる。それで気が解け合う根なし草の二人…
だとか、
お座敷を渡り歩いているイルカ先生。酒の席でちょっかい出されるのもしばしば。
実は、そうして潜り込んだ先で、標的をたらしこんで命を奪う、のを生業としている…
席を同じくしていたカカシ先生はイルカ先生の人となり、浄瑠璃を気に入っていたけれど、あるときその事実に感づいてしまい…
だったりね!!
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